変形性股関節症と痛み

久喜市よりお越しのAさんは5年ほど前より右股関節に痛みがありました。レントゲン上は変形があり、変形性股関節症と言われています。

当院受診時は可動域の障害と、鼠径部臀部に多数の圧痛がありました。特に鼠径靭帯を押すと物凄く痛がります。

昨日5回目の治療をしたら最初に比べてほとんど痛みはとれたそうです。

関節が変形しているから痛い

軟骨がすり減っているから痛い

骨盤や関節が歪んでいるから痛い

筋力がないから痛い

安静にしてなるべく足に体重をかけないようにしなければいけない

これらは間違った思い込み、考え方です。

痛みは電気現象ですが、変形はエネルギーを生じるのでしょうか。軟骨がすり減ると痛みセンサーは興奮するのでしょうか。骨盤や関節が歪むとどうして痛みセンサーが興奮するのでしょうか。筋力がないとどうして痛みセンサーが興奮するのでしょうか。安静にすると筋力が無くなりますが筋力つけるとの矛盾は生じないでしょうか。年取れば骨も変形しますが、周りの方は皆さん痛がっていますか。温めたり運動したりで楽になる方がいますがどうしてですか。そもそもレントゲンに痛みは写りませんが。手術受けても痛みがとれない場合がありますがなぜでしょうか。

股関節が変形していても痛い方と痛くない方がいます。

この様な違いはどうして生じるのでしょうか。

あなたの痛みは本当に変形によるものなのですか。

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もう夏ですね

梅雨時だというのにおかしな天気が続いていますね、日本気候はどうなってしまったのでしょうか。

当院の治療筋肉皮膚などに存在しているセンサーに触刺激を与えて軟部組織(筋肉や皮膚)などを柔らかくする施術方法です。諸説ありますが、何故軽微な触刺激で興奮している痛みセンサー(ポリモーダル受容器)が沈静化するかは分かっていません。

痛みは電気現象です。痛みを含め、触覚、温冷覚等の感覚は電気信号のやりとりによって成立しています。痛みがあるということはどこかで痛みのセンサーが興奮しているということです。変形神経に対する圧迫がエネルギーを生む訳ではありません。
理論的に考えれば、それが痛みの原因ではないことはお分かり頂けると思います。その多くは軟部組織である筋肉や皮膚、靭帯であることが分かっています。

つまり、発生している多くの痛みやしびれは、軟部組織(筋肉や皮膚)由来のものなのです。

例えば、変形性膝関節症。変形があっても痛みがない方とある方がいますが、その差は一体何でしょうか?
これは椎間板ヘルニア脊柱管狭窄症でも同じことが言えます。もし神経を圧迫して痛みが発生するならば、足の裏の神経や、座り仕事の方の坐骨神経は大変なことになるはずです。

しかしそうならないという事を考えると、どんな答えが出てくるでしょう??
つまり、神経を圧迫して起こるのは「麻痺」であり「痛み」ではないですし、変形=痛みではないわけです。

どのような問題にも言えることですが、人から言われたことを「鵜呑み」にするのではなく、常に「自分で調べ、考えて」行動したいですね。

 

夏の時期に注意したいこと

脱水」と「痛み」には深い関係にあります。実際に、暑い時期になると患者さんが増えます。これは体内の水分消失筋肉痛が関係しているためだと考えられています。
大量にをかくことで、足がつるなどの経験をした方は多いのではないでしょうか。

現代は糖質過多ミネラルが足りていない方が多いです。ですから、水分とミネラルの補給は重要になってきます。
暑い日が増え、汗をかくようになれば、水に天日海塩などの塩をひとつまみ溶かして飲むといいでしょう。但し、食卓塩などは生成する際にミネラルが失われていますので、お勧めしません。もちろん食事から摂取するのも忘れずにしましょう。

もう一つ、夏の時期に注意したいことといえば蚊取り線香などの殺虫剤でしょうか。最近では色々なタイプの製品が出ていますね。玄関先などにかけているお家 もかなり見るようになりました。蚊取り線香などに使用されている薬品神経毒です。有機リン系ネオニコチノイドを使った防虫剤、殺虫剤は神経伝達を狂わ せ、体に様々な症状を発生させる可能性がありますから、使用はなるべく控えたいところです。

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【画像クリックで拡大】

ネオニコチノイドの毒性の説明はサイト「ミツバチからの警告」様より

続く。

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施術の感想を頂けました(^^)

本日患者さんより治療の感想を頂けました。

K,Cさん

Q7
1、痛みの原因の考え方と治療方法が根本的に異なっていた。
治療の効果が抜群であり驚いている。(他院は痛みがなくならなかった。)

Q9
痛みが出た時に、緊急的な処方として、自分でできる治療内容があれば教えてほしい。
(共通の痛みに対して、◯◯の箇所を押せば良い等)

Q10
2~3年気になっていた痛みがほぼなくなり、驚きと感謝の気持ちでいっぱいです。一時間かけても通った甲斐がありました。知り合いにも心より紹介したくなります。

おおしま接骨院HPに掲載させて頂きました。 http://s621.com(ページ最下部に掲載)

K,Cさん感想ありがとうございました。楽になって良かったですね。

K,Cさんは紹介されて東京都からわざわざ片道一時間かけていらっしゃいました。

先の記事にも頂いた感想と共に書きましたが、運動器に発生する痛みは大部分が痛みセンサー(ポリモーダル受容器)の興奮により起こります。ぶつけた、捻った、緊張のし過ぎ等・・・。

痛みをとるにはなるべく早く痛みセンサーの興奮を沈めることです。

異常がない膝の痛み

レントゲン検査やMRI検査をしたが異常なしと言われた。」

とおっしゃる方はたくさんいます。

ナゼ画像上異常がないのに痛みがあるのでしょうか。

実はレントゲンやMRIなどの画像検査では痛みは写りませんし、原因も分からない事が多いのです。

痛みの多くは筋肉や皮膚、靭帯にある痛みセンサーが興奮することにより発生しています。ですから、画像上異常がなかった場合は筋肉や皮膚に目を向けてみてください。押して痛い筋肉があったり、健康な方と比べて硬い皮膚があれば、その場所の痛みセンサーが興奮して痛みが発生している可能性があります。

筋肉を押して現在感じている症状が再現できれば、筋肉やその他の軟部組織が関与している痛みである可能性は高いでしょう。

先程もレントゲン検査をしたが異常なしと言われた方が来院しましたが、膝の内側、内側広筋と呼ばれる筋肉に圧痛があり、柔らかくなるように施術したら大分楽になったそうです。

軟部組織の痛みセンサーが興奮して発生している痛みやしびれはたくさんあるのです。皆さんも是非皮膚や筋肉に目を向けてみてくださいね。

経験しなければわからないこと

春日部市よりお越しのAさん(50代男性)、右肩の痛みと可動域障害右上肢痛に悩んでいます。 レントゲン検査したところ、頚椎椎間板狭小化がみられたそうです。

首や腕の筋肉を押すとあちこちに痛みを訴えました。健康上腕リズムもかなり低下しています。斜角筋棘下筋を圧迫したら右手の痛みが再現できました。

治療に対する反応はとてもよく、すぐに肩は挙がるようになりました。手の痛みが少し残りましたが、これも徐々にとれるでしょう。

加須市よりお越しのBさん(40代女性)、数カ月前より右肩の痛みに悩んでいます。レントゲン検査したところ、石灰沈着性腱板炎と言われたそうです。この方も全身あちこちに圧痛が有りました。健康上腕リズムもかなり低下していました。

治療に対する反応は痛みは改善したのですが、可動域は少し改善したにとどまりました。

徐々に改善するでしょうが、様子をみたいところです。

どこの痛みやしびれでもそうですが、すぐに改善する方とそうでない方がいます。ですが大抵の場合、痛みの改善があると安心して良くなっていくものです。痛みに対する恐怖や不安が痛みを増幅させたり、治りづらくしていますから。

痛みの本態は筋肉や靭帯関節包、皮膚などの痛みセンサー(ポリモーダル受容器等)の興奮であることが非常に多いのですが、これが意外に知られていないのです。

ですから施術して改善があると驚く方が多いです。自分が思い込んでいたものとは全く違ったわけですからね。

色々な治療してもなかなか改善しない場合、原因は筋肉や靭帯にあるかもしれませんね。

 

膝の痛み

膝の痛みを訴える方は多いですね。

春日部市よりお越しのAさん。数年前より両膝の内側に痛みがあります。変形性膝関節症といわれてます。

来院時外から触ってまあ、変形はありました。可動域の障害は曲げるのが少しできなくなっています。これだと正座はもう厳しいでしょうか。後は内転筋部、四頭筋部に筋肉の硬結と圧痛を認めました。

この方は反応が良く、その場で痛みが改善して歩きやすくなったそうです。そのまま1回で痛みが治まるかもしれませんし、後数回施術が必要かもしれません。

膝の変形が必ずしも痛みにつながるとは限りません。

痛みは皮膚や靭帯関節包、筋肉などの軟部組織にあるポリモーダル受容器という痛みセンサーの興奮で発生することが多い事が分かってきています。

この痛みセンサーの興奮を抑えれば痛みは無くなっていく事が多いですよ。方法は何でも良いのです。うちの方法でも良いし、マッサージ、ストレッチ等、柔らかくなれば良いのですから。

けっこう多いんじゃないかな

世の中には脊柱管狭窄症椎間板ヘルニアなど神経を圧迫されて起きると言われている痛みがあります。

ですが、本当に神経を圧迫すると痛みが発生するのでしょうか?実際に痛みを発生させるのは筋肉関節包関節靭帯にある侵害受容器(痛みセンサー)が興奮して痛みを発生させているのではないか?と言われ始めています。

それは生理学では神経を圧迫すると痛みが発生すると証明されていない事があるようです。実際、熊澤孝朗先生や横田敏勝先生は著書の中で健康な神経は圧迫しても引っ張っても痛みは発生しないと述べています。

現に手術して神経への圧迫を取り除いても良くならない方はたくさんいます。先のブログにも書きましたが、足の裏の神経は体重がかかりますが、痛みは発生しません。これは足の裏だけではなく、全身にいえています。神経がそんなに圧迫に弱い器官であれば、世の中痛みや麻痺の方だらけになってしまいますね。もちろん実際はそうではありません。

健常者との比較対照試験や手術をしても1年後の治療成績に保存療法と有意差がないなどの事実や、経過などを見ていると痛みは神経への圧迫では説明がつかないのです。

これらの事を考えると、まだまだ筋筋膜性疼痛症候群(MPS)や軟部組織のセンサーの障害から発生する痛みがほとんど知られていない為に多くの場合、他の病気と間違われている可能性があります。

多くの場合、外力や交感神経の緊張状態が続くことにより皮膚や筋肉などの受容器(センサー)が誤作動を起こし、筋肉を緊張させて痛みセンサーを興奮させることにより痛みは発生します。

痛みの入力が長期間続くと痛みの回路がおかしくなり、痛みの悪循環にはまりこんでなかなか治りにくい慢性痛症になっていきます。

ですから、「なるべく早めに痛みを取る」ことが重要なのです。

異常がないのに痛みがある

当院のホームーページには便利な機能が付いていて、どのような検索キーワードで訪れたのか分かるようになっています。便利ですね、つけてもらったのですが使いこなせません(笑)

先日このページを見ていたら「異常がないのに痛みがある」というキーワードで訪れた方がいました。

異常がないのに痛みとは?恐らくレントゲンMRIの画像上の異常の事だと思いますが、レントゲンやMRIなどの静止画の検査は骨折や悪性腫瘍、感染症などの特異的な疾患を鑑別するものです。

椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症があっても必ず痛みがあるわけではありません。

運動器に発生する痛みはそのほとんどが侵害受容性疼痛といって、痛みセンサーが興奮することにより発生します。痛みセンサーの異常は可視化できません。ですから痛みがあっても画像所見は異常がない事が多いのです。

もうすでにその事を知っている方も多いですが、制度上の問題でなかなかうまく行きませんね。

行政側に制度を変更してもらう必要があると思いますが、まあ期待できないでしょう。

ですから、痛みの難民にならない為には患者さん自身の痛みに対する知識のアップデートが必要になってくるのです。

これはとても重要です。

 

腰痛になったことも足の痛みも経験したことのない健康な方67名を対象にMRI検査で腰を調べた結果、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、椎間板変性、変形性脊椎症などの構造の異常はごく一般的な所見であることが判明した。
http://1.usa.gov/10SgXcQ

新潟がんセンターの整形外科が行なった研究によると、非内包性椎間板ヘルニアは手術をしなくても約8週間で自然に消える事実が判明し、椎間板の手術の年間件数を50%低下させることに成功。
http://p.tl/Nipw

椎間板ヘルニアと診断された強い腰痛と下肢痛を訴える方46人と、年齢、性別、職業などを一致させた症状の無い健康な方46人の腰部椎間板をMRIで比較した結果、健康な方の76%に椎間板ヘルニアが見つかり、85%に椎間板の変性が確認された。http://1.usa.gov/iN3oKG

長引いた痛みを早く改善するには

痛みは国際疼痛学会により「不快な感覚性、情動性の体験」と定義されています。要するに痛みは個人の体験なのです。

今までは骨の変形や神経への圧迫で痛みを説明してきました。「損傷モデル」です。しかし、椎間板ヘルニア脊柱管狭窄症などは症状の無い健常人にも見られ(変形性関節症なども一緒)、また運動療法や徒手療法でも症状が消失する事から段々と損傷モデルでは説明ができなくなってきました。

そこで現れたのが「生物心理社会的疼痛モデル」です。これは痛みの原因を肩や腰などの局所にだけ求めるのではなく、より全人的にみようとするものです。現在は「損傷モデル」から「生物心理社会的疼痛モデル」へ考え方が移行している最中ですから、知らない方が多いのは仕方がありません。日本でも昨年末腰痛診断ガイドラインを策定しました。腰痛の多くにストレスが関与していて、危険信号レッドフラッグ)が無い限り大半は画像検査不要と記されています。

日本経済新聞 http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2703B_X20C13A3000000/

南江堂 http://www.nankodo.co.jp/wasyo/search/syo_syosai.asp?T_PRODUCTNO=2269421

日経メディカルオンライン http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t190/201212/528240.html

ヨミドクター http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=72012

痛みの治療で問題になるのは急性痛なのか、それとも痛みの回路が歪んでしまった慢性痛症なのかです。急性痛ならばそんなに苦労無く治っていく場合がほとんどですが、痛みの入力が長期に渡り痛みの回路が歪んでしまい、徒手療法などで反応が悪い場合は、色々な治療法を組み合わせて行う必要がでてきます。薬物療法や運動療法、マッサージ、認知行動療法読書療法などです。

例えばですが、痛みを抱えた方がヘルニアだと思い込んで治療を受けるのと、ヘルニアは痛みと関係ない、侵害受容器痛みセンサー)が興奮している痛みなんだと前向きに考え治療を受けるのでは治療の効果は変わってきます。これは被験者にポジティブな思考やネガティブな思考をさせて治療経過を見る実験でも効果が示されております。

ですから、皆さんも生物学的損傷を痛みの原因としていた「損傷モデル」からより全人的に痛みの原因を求める「生物心理社会的疼痛モデル」へと知識をアップデートしませんか。知識をアップデートしただけで痛みが取れる方がいます。お金もそんなにかかりませんし、読書で治れば安上がりですねw

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