痛みが続くと死亡率があがる

長く続く痛みを慢性疼痛といいますが、慢性疼痛を抱えていると長期的に見て痛みのない方に比べて死亡率が高いことが知られています。

日頃の運動量や食生活生活習慣や性格など、様々なことが関与していると考えられますね。
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ですから、痛みはなんとしても急性痛のうちに沈静化しなければいけません。急性痛の場合はそんなに難しいことは多くなく、数回の施術で終わることが多いですが、ストレス栄養欠乏を背景にした痛みは当初より慢性痛のような経過をたどることがあります。痛み系が歪んでしまい、痛みそのものが病気の状態、いわゆる慢性痛症の状態になってしまえばいろいろとやるべきことがあり、施術に対して反応が悪い場合はイエローフラッグのチェックをしてみましょう。

誤った認知の矯正、食生活や生活習慣、職場や家庭での人間関係悩みなどを一緒にみていき、改善の必要があれば改善していく必要があるかもしれません。(何年何十年と悩んだ痛みが数回で消失することもよくあるので絶対に必要とはいいませんが。)
kansetsutsuu_koshi
しかし、日本の場合まだまだ痛みは何かの損傷(歪みや変形など)から発生すると考えている方が多く、なかなか現場でも伝わらないのが現状です。

滋賀医科大学ペインクリニック様のHPより

「日本では痛みの治療は、先進国の中では最も遅れており、痛みの治療など、患者中心の医療は、厚生労働省の調べで、日本が世界で遅れている科学技術のトップ10に入っていると報告されています。」

http://shiga-anesth.jp/pain/P15.htm

最近になりようやくNHKさんや民放各局さんが痛みと脳との関係や海外での痛みに対する取り組みなどを放送するようになったので見ていた方はわりと受け入れやすいようです。2015年末放送のNHKスペシャル腰痛治療革命~見えてきた痛みのメカニズム~」は好評で再放送もされましたし、DVD付きの書籍にもなりましたね。

NHKスペシャル「腰痛治療革命~見えてきた痛みのメカニズム~」
http://www.nhk.or.jp/kenko/nspyotsu/

もっともっとこういった放送をして欲しいです(笑)
しかし昔に比べたら言いやすくなりましたね。昔は脳と痛みなんて発言しようものなら…😭

キーポイントは「治してもらおう」から「自分でも治そう」へ意識、姿勢の転換ですね。

  • 損傷モデルから生物心理社会的モデル
  • 構造の異常と痛みは別で考える
  • 痛みは火事と似ている。ボヤ(急性痛)のうちになんとしても消すべし!延焼(慢性痛)起こしてからだと消火は大変。
  • 考え方や生活習慣、食生活をチェック
  • 身の回りの化学物質農薬殺虫剤防虫剤洗剤柔軟剤)は気をつける
  • 平熱が低い場合は高くなるように努める
  • ひとりでできない場合は近くの医療機関へ相談

■88,000名以上を対象としたコホート研究により、筋骨格系疾患を持つ患者の死亡率と発がん率の高いことが判明。
死亡率が高いのは股関節痛・腰痛・肩関節痛の順で、発がん率が高いのは腰痛・股関節痛・頚部痛の順だった。http://1.usa.gov/mnkHNZ

■18~75歳の一般住民6,569名を9年間追跡調査した結果、慢性疼痛および広範囲の疼痛を持つ被験者は、疼痛のない被験者より死亡率が20~30%高かった。
早期死亡の主な原因は乳癌と前立腺癌。
運動量や食事習慣などが関与? http://1.usa.gov/iYuYJs

■25~74歳の一般住民1,609名を最長14年間追跡調査した結果、広範囲にわたる慢性疼痛を持つ被験者は、疼痛のない被験者より死亡率が高いことが確認された。その死亡率上昇は、喫煙、睡眠障害、身体活動低下と関連していた。http://1.usa.gov/k8QzfA

 

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施術の感想を頂けました(^^)(膝の痛み)

凄い!

腰まわりを軽く揉んだり摩ったり…体制を変えてまた揉んだり摩ったり約10分…。
「はい、立って下さい。」
今まで湿布やら塗り薬やら何をしてもダメだっだ膝痛が嘘のように痛くない!
あっと言う間なので何か物足りない感じですが痛みが消えてホント助かりました!

エキテン!様のサイトより http://www.ekiten.jp

嬉しい感想をありがとうございます(^^)

あっと言う間なので何か物足りない感じですが
よく言われます(笑)
皮膚の刺激をする施術法なので刺激が弱すぎて何をしているか、受けている方は分かりませんからね^^;

急性痛の場合は施術だけで良くなることが多いですが、痛みそのものが病気の状態になった慢性痛症という状態であれば、痛みについて現状分かっていることを知る、生活習慣の見直しや考え方の癖などを修正する必要がある場合もあります。

いずれの場合も施術して経過を見ないと急性痛なのか、慢性痛症なのかは分かりませんが、いずれにせよ早期の介入が必要です。

火は燃え盛る前に消火しなければ延焼を起こして燃え広がってしまいますからね。
痛みも同じです。

clothes on hangers

施術の感想をいただけました(肩と膝の痛み)

施術の感想をいただけましたので掲載します。

Q7
痛さがない

Q8
やさしい対応です

Q9
通院2回での痛みが取れて
先生の神の手は凄いの一言です
本当に感謝しています。

kansou※画像をクリックすると大きく表示されます。

素晴らしい感想をありがとうございました。

さいたま市よりお越しのAさんは、だいぶ前から両肩と両膝に痛みがありました。

整形外科さんでは五十肩神経障害性疼痛と言われたそうです。

Acute pain in kneeうちにいらっしゃった時、肩は肩甲骨の動きがかなり障害されていて、体中のあちこちに筋肉圧痛がありました。

膝は軽い屈曲制限と筋肉の圧痛があるくらいでした。

初回の施術でかなり良くなったみたいでして、先程3回目の施術をおこなったのですがほとんど大丈夫な状態だそうです。

もう大丈夫だと思いますが、心配ならあと1,2回施術、というところでしょうか。

Aさん回復して良かったですね。

3d rendered illustration of an active receptor一般的に言われている急性痛慢性痛は痛みが出ている期間をもとに言いますが、慢性痛でもすぐに痛みがとれる方はたくさんいますし、急性痛でもなかなかとれない方もいます。

痛みには様々なものが複雑に関係してきますので、その痛みがどの位でとれるかはなかなか判断できないのです。

痛みは個人の経験ですから。

五十肩や神経障害性疼痛と言われていたけれども実は筋肉の痛みだったなんてことはよくあることです。

痛みに対する恐怖不安は痛みを頑固にして難治にしてしまう傾向があります。

Depressed 3d man sitting in corner of room病名を付けられてしまうとそればかりを考えて一日を痛みばかり考えて過ごしてしまうようになる方がかなりいますね。

読んでいてギクッとした方はいるのではないでしょうか。

痛みのことばかり考えて生活していると痛みがとれづらくなってしまいますよ。

痛みには原因があり、大抵の場合は解決可能なのです。

何ヶ月、何年と痛みが続いている場合、現在の対処が適切で無い可能性があります。
その場合、痛みに対する考え方、捉え方を少し変えてみてはいかがでしょうか。

運動しているシニアの3人組cropped-cover_img.png

 

治療の感想をいただけました(^^)

口コミサイト「エキテン!」様に治療の感想が寄せられました。

本当に助かりました!

先日、寝違えて背中を痛めたときに、家族の紹介でお世話になりました。

かなり痛くて車の運転もできないくらいでしたが、治療を受けたら痛みが少し和らいだ感じがありました。その後は朝起きるたびに痛みが軽くなっていき、3日ほどでほぼ完全に痛みが無くなりました。

最初、家の近くの別の接骨院で診てもらったら「10回くらい通う必要があります」と言われたのですが、おおしま接骨院さんで1回治療してもらっただけで治ってしまい、驚いています。

先生は穏やかな雰囲気の方で、リラックスして治療を受けられました。

早く治って本当に助かりました。また何かあったときは、ぜひお世話になりたいと思います。ありがとうございました!

早く治って良かったですね。
特別問題のない急性痛ならすぐに治ります。
感想ありがとうございました(^^)

underwater image of jellyfishes

 

不安恐怖が強いと治りにくい

さいたま市よりお越しのAさん、3年前、足を挙げた時より腰痛と右膝に痛みがありました。病院で検査をした所、腰はすべり症、膝は変形性膝関節症と言われています。最近になり右足にしびれが発生するようになっていました。体が疲れると症状が強くなります。

腰は痛みのためか横に傾いていました。可動域は伸展のみ制限されていましたが、神経脱落症状はありませんでした。膝は少し伸展制限があるのと、ももの筋肉が硬くなっていました。

Aさんはとても反応が良く、2回目の施術前にお話を聞いた所、最初に比べて約8割の症状が消失したそうです。その後肩こりもあるとのことで現在肩こりの治療も同時にしていますが、反応は良好です。

すぐに痛みが引いていく方とそうでない方がいます。この差は一体何から生じるのでしょうか。

急性痛や急性痛が長引いたものであれば特に苦労なく治ることが多いですが、痛みそのものが病気の状態、慢性痛症になってしまった場合、色々とやらなければいけないことが出てきます。生理学者の熊澤先生は痛みの知識習得が大事だと述べていますし、私もそう思います。(ここでの慢性痛症とは期間が長引いただけのいわゆる慢性痛とは意味合いが少し違います)

間違った認識のまま恐怖不安でいると治りにくいですよね。

このブログでも何度か書いていますが、痛みの知識を習得して患者さんの不安が軽減すれば治療の半分は成功なのです。痛みに対する余計な不安や恐怖が痛みを強くしているのですから。

長引いた痛みを早く改善するには

痛みは国際疼痛学会により「不快な感覚性、情動性の体験」と定義されています。要するに痛みは個人の体験なのです。

今までは骨の変形や神経への圧迫で痛みを説明してきました。「損傷モデル」です。しかし、椎間板ヘルニア脊柱管狭窄症などは症状の無い健常人にも見られ(変形性関節症なども一緒)、また運動療法や徒手療法でも症状が消失する事から段々と損傷モデルでは説明ができなくなってきました。

そこで現れたのが「生物心理社会的疼痛モデル」です。これは痛みの原因を肩や腰などの局所にだけ求めるのではなく、より全人的にみようとするものです。現在は「損傷モデル」から「生物心理社会的疼痛モデル」へ考え方が移行している最中ですから、知らない方が多いのは仕方がありません。日本でも昨年末腰痛診断ガイドラインを策定しました。腰痛の多くにストレスが関与していて、危険信号レッドフラッグ)が無い限り大半は画像検査不要と記されています。

日本経済新聞 http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2703B_X20C13A3000000/

南江堂 http://www.nankodo.co.jp/wasyo/search/syo_syosai.asp?T_PRODUCTNO=2269421

日経メディカルオンライン http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t190/201212/528240.html

ヨミドクター http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=72012

痛みの治療で問題になるのは急性痛なのか、それとも痛みの回路が歪んでしまった慢性痛症なのかです。急性痛ならばそんなに苦労無く治っていく場合がほとんどですが、痛みの入力が長期に渡り痛みの回路が歪んでしまい、徒手療法などで反応が悪い場合は、色々な治療法を組み合わせて行う必要がでてきます。薬物療法や運動療法、マッサージ、認知行動療法読書療法などです。

例えばですが、痛みを抱えた方がヘルニアだと思い込んで治療を受けるのと、ヘルニアは痛みと関係ない、侵害受容器痛みセンサー)が興奮している痛みなんだと前向きに考え治療を受けるのでは治療の効果は変わってきます。これは被験者にポジティブな思考やネガティブな思考をさせて治療経過を見る実験でも効果が示されております。

ですから、皆さんも生物学的損傷を痛みの原因としていた「損傷モデル」からより全人的に痛みの原因を求める「生物心理社会的疼痛モデル」へと知識をアップデートしませんか。知識をアップデートしただけで痛みが取れる方がいます。お金もそんなにかかりませんし、読書で治れば安上がりですねw

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腰痛と変形性股関節症、捻挫後の痛み

腰痛変形性股関節症捻挫後の痛み

栃木県からいらっしゃったAさん、数年前より腰痛と股関節痛に悩まされています。病院では変形性股関節症で手術が必要との説明。

可動域の制限とそこら中に圧痛がありました。最初は治療に対する反応が悪かったですが、3回目の治療でようやく改善してきました。痛みをあまり深く考え過ぎないことと、押して痛い筋肉のマッサージをお願いしました。このまま治っていけばいいですが。

千葉県からいらっしゃったBさんは足首を捻挫した後にいつまでも痛みが続いています。右足にびまん性の浮腫、皮膚の色調変化、圧痛を認めました。恐らくCRPSです。初回の治療で皮膚の色はだいぶ良くなりました。圧痛と浮腫は変わりませんでしたが、このまま落ち着いていくと思います。

股関節が変形していても痛みがある方とない方がいます。

変形の程度の差でしょうか?

それは恐らく違います。手術を宣告された方でも痛みが無くなる方はたくさんいます。急性痛なのか、それとも痛みの回路が可塑化してしまった慢性痛症なのか、動作恐怖が強いのか、痛みに対する不安が強いのか、痛みに対する理解の程度や、普段の生活も関係してきます。

多くの方は変形や損傷が修復されると痛みがとれると考えがちですが、そうではありません。

確かに修復と共に痛みが無くなる方もいますが、組織の修復が済んでも痛みや腫れが続いている方は案外多いものです。

痛みは痛みで対処をし、修復すべき組織の損傷があるならばそれも並行して治療する。そうすればいつまでも痛みで悩む方が増えないですむと思います。

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痛みはなるべく早くとりましょう

痛みが発生した場合、うつ状態や不安障害が絡んでいなければぎっくり腰やその他の急性痛は比較的簡単に治りますし、ACT療法の最も得意とするところです。

痛みやしびれの原因となる反射機能の異常は、関節や筋肉に負荷がかかった状態で強制的に伸ばされたり曲げられたりした際に発生しやすいように思います。

痛みは、関節の動きや内部の圧力、筋肉、靭帯の張力を監視しているセンサーの異常、→侵害受容器(高閾値機械受容器やポリモーダル受容器)が作動→電気信号を送信→という流れで痛みを認知します。

痛みはなるべく早く治しましょう。急性痛のうちは比較的簡単に治ります。末梢性感作や中枢性感作(慢性痛)になると少し難しくなります。動作恐怖が強い方や痛みに対する恐怖が強い方は治りが遅いような気がします。

たまに下肢にしびれや痛みが発生することがあります。多くの方が下肢の痛みしびれ=神経の症状といった誤解をしていますが、殆どの場合関節や軟部組織の受容器が障害を起こした結果発生している症状です。

神経の症状=神経脱落症状(麻痺)です。知覚鈍麻、知覚脱失、神経原性筋萎縮、運動麻痺。

皆さんが考えているほど神経原性疼痛は多くありません。

ポリモーダル受容器等の研究で有名な熊澤孝朗先生も自身の著書「痛みを知る」にて「神経線維は通常、その末端にある受容器からの信号を伝えるものであって、その途中が興奮を起こしたりするようなことはありません。」と記しています。

 

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画像上異常がない左下肢痛

60代女性、3週間前に重いものを持って歩いた後、左下肢に痛みが発生。整形外科にてレントゲン撮影するも異常なし。

受診時左腰と左股関節に痛みを訴えていましたが、関節の腫脹と可動域障害のみで神経脱落症状はありませんでした。治療後は少し痛みが軽減する程度でしたが、その後数日で痛みが無くなったそうです。重いものを持って反射機能がおかしくなったのでしょうね。

急性痛の場合、比較的容易に痛みやしびれはとれる事が多いです。慢性化すると少し難しくなります。

この方の場合、レントゲン撮影しても異常を指摘されなかったのが良かったのかもしれません。異常が無いなら無いで心配になる方もいますが。

下肢痛=神経の症状ではありません。

例えば椎間板ヘルニアは健常者の76%に見つかったというデータもあります。椎間板ヘルニアは生理的な現象であり、無害である可能性があります。PubMedよりhttp://1.usa.gov/iN3oKG

 

おおしま接骨院では椎間板ヘルニアの治療をしています。詳しくはオフィシャルサイトhttp://s621.comを御覧ください。

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雪道で滑って左股関節を強打

20代女性、昨日の降雪で障害物に足を取られ転倒左股関節強打し、痛みでしばらく動けなくなった方がいらっしゃいました。

左股関節に先天性股関節脱臼からの変形性股関節症を持っており、手術の必要性を指摘されています。

施術前は痛みで座れない状態でしたが、施術後痛みは残るものの、なんとか座れるようにはなりました。午後にお話を聞いたら4/10まで痛みが引いたそうです。経過観察が必要ですが、このまま様子を見るだけで大丈夫でしょう。

変形した関節は正常な関節に比べて、直接ぶつけた際の関節反射のダメージが大きような気がします。この方は受傷後すぐの施術でしたから反応が良かったですね。

痛みは急性痛のうちに治療したほうが治りやすいです。全ての方がそうではないですが、慢性痛になると最初の痛みとは性質が変わりますので少し難しくなります。(痛み発生後すぐに慢性痛の様になる方もいます)

痛みは急性痛のうちに治療するのが重要です。

 

あなたの痛み、教えてください。一緒に頑張りましょう。おおしま接骨院について詳しくはオフィシャルページhttp://s621.comを御覧ください。

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