骨折や捻挫、痛みの治療を積極的にしましょう

骨折捻挫、骨はくっついたのに痛みが残っている方、捻挫後靭帯はとっくに修復されただろうに痛みが残っている方、たくさんいます。

これは 構造の修復 = 痛みの消失 ではないからです。

ここは多くの方が勘違いしている所だと思います。

構造の破綻と痛みは別々に対処するべきなのです。骨折は固定しないと転位してしまうようなら固定が必要ですが、捻挫の場合は多くが固定を必要としません。

うちで治療した経験がある方はナゼそうなのかは分かりますね。

骨折や捻挫の痛みにも皮膚や筋肉、靭帯関節包などの受容器(センサー)が関与しているからです。受傷後、高閾値機械受容器ポリモーダル受容器が興奮していますが、臨床上問題になるのはポリモーダル受容器の興奮です。

この場合、軟部組織に刺激を加えると軟部組織の軟化、局所循環の改善、交感神経緊張の低下が起こる為に痛みの軽減が起こるわけです。

長期化させないためにも、受傷直後から積極的に痛みの治療をした方が良いと思います。痛みが長期化するとそれだけ治療が困難になる場合が多いですから。

 

ポリモーダル受容器:二次痛の受容器 「ポリ」は多くのという意味で、「モード」は様式という意味です。名前が表すように、色々な様式の刺激に反応します。具体的には機械的な刺激、化学的な刺激、熱による刺激などです。

天気と痛みの関係

こんな時期ですから天気に影響されて調子を崩している方がよくいらっしゃいます。

昔から天気と痛みの関係は言われていますね、古傷が痛むから明日は天気が悪いとか。一般的な天気による痛みは関節包靭帯に存在する種々の受容器が関係しています。

臨床医のための痛みのメカニズムより

大気圧と関節内圧の間の圧力勾配が変わって、関節包の張力が高まると、関節痛が発生する。すでに痛みがあると、痛みが増強する。

関節包の張力が高まって生じる痛みは、化学物質が関与しない痛みである。関節内の滲出液増加や出血、大気圧の著しい下降によって関節包の張力が高まると、関節包に分布する侵害受容繊維の自由終末がもつ特殊な蛋白質が変形してNa+イオンを通すようになる。その結果、間質液からNa+イオンが流入し、脱分極電位(起動電位)が発生する。この電位が引き金になって侵害受容繊維から活動電位が発生し、中枢神経系に向かって伝導する。関節炎が発症すると、関節に分布する侵害受容器の機械刺激に対する感受性が高まる。慢性関節痛患者は、気圧が下がると健常者よりも早く痛みを感じる。

◯ポイント 気圧が急激に変化すると関節痛が発生します。

これから梅雨ですから嫌な時期になりそうですが、がんばって早めに治しましょう。

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膝の水

膝のがたまっている方をよく見ます。

ナゼ膝の関節内に水がたまるのでしょうか。

いわゆる水とは、関節の中に存在する滑液の事です。通常この滑液は関節周囲の受容器により監視され、一定の量に保たれていますが、受容器に機能障害が発生すると多く出てきてしまいます。(もちろん細菌感染や靭帯損傷後の滲出液はこれに該当しませんが)

なぜ関節周囲の受容器が滑液の量を調整してるかですが、これは膝関節だけではなく全身の関節に言えるのですが、受容器の調整をするとその場で関節水腫が小さくなることが多々あるからです。平常時は関節液を適量に保てているが、機能障害を起こすと適量に保てなくなり、必要以上に関節液が貯留してしまうのでしょう。

受容器の機能障害を取り除けば関節水腫は消退することが多いですから、わざわざ針を刺して抜くことはないように思いますが。

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神経管を圧迫すると痛みは生じるのだろうか

神経線維は通常、その末端にある受容器からの信号を伝えるものであって、その途中が興奮を起こしたりするようなことはありません。」 -痛みを知る-より

・神経線維は電気信号を伝えるものであって、通常その途中が電気信号を起こす事はない。脱髄部や神経腫、再生中の末梢神経の側芽は機械刺激に対してインパルスを発生する。

・全く症状のない方々にも椎間板ヘルニア脊柱管狭窄症は存在する。(変形性◯◯症なども一緒)

・脱出した椎間板ヘルニアがまず圧迫するのは運動神経。その後方に感覚神経があるが、訴えは痛みやしびれのみが大半。運動麻痺や痛覚以外の感覚(触覚等)を訴える方はとても少ない。

・神経麻痺は神経脱落症状である。知覚鈍麻、知覚脱失、神経原性筋萎縮、運動麻痺。馬尾症候群の場合は48時間以内の手術が必要。

中枢性麻痺なら 深部腱反射亢進 病的反射出現 筋トーヌス亢進(痙性麻痺) 手指巧緻性障害

末梢性麻痺なら 深部腱反射低下、消失 筋トーヌス低下(弛緩性麻痺)

 

重い物を持って坐骨神経痛

40代男性、3ヶ月前にお米の袋を持ち上げてから痛み出し、右下肢に痛みとしびれがありました。

当院受診時は痛みで足を引きずっていましたが、3回の治療で普通に歩けるようになりました。痛みは少し残っていますが、あと少しで消えていくでしょう。

この方は盛んに坐骨神経圧迫されているのではないかと不安がっていましたが、健康な神経が圧迫されて痛みやしびれになることはありません。通常神経とは末端の受容器(センサー)が受け取った信号を電気信号に変換して伝えるものであって、その途中が興奮をすることはありません。電気のコードを途中で圧迫したり叩いても電気は発生しませんね。それと同じです。

この方の場合は、重いお米の袋を持ち上げた際に受容器が侵害刺激として受け取ってしまい、結果下肢の痛みしびれとして発生したと考えられます。実際はこのような方が非常に多いです。

 

診療時間や駐車場などの情報はオフィシャルサイトをご覧ください。こちらをクリックするとページを移動します。

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ぎっくり腰含め、痛みは早期の除痛が必要

寒い日が続きますね、今日は暖房をつけてもなかなか部屋が暖まりませんでした。

寒い所に長時間いると痛みにつながりやすいことがあります。これは関節や皮膚、軟部組織にある受容器にとって、急激な気圧気温の変化、長時間の寒冷暴露が外的ストレスになり、機能が低下しやすいからだと考えられます。

機能が低下すると筋緊張や皮膚の硬化、関節包内運動の異常が発生しやすくなります。機能異常が発生して痛み刺激がへ到達すると下記の様な状態になって痛みが増悪していくことがありますから痛みが発生した場合、なるべく早く除痛することが重要になります。

例えば今日のような非常に寒い日ですと長時間の寒冷暴露や気温気圧の急激な変化で関節や軟部組織の反射機能は低下しやすくなります。機能が低下すると軟部組織の筋緊張や関節包内の運動をうまくコントロールすることが難しくなるため、異常が発生すると痛みの症状が発生します。

 

関節反射や軟部組織の反射機能の異常が発生

侵害受容器が興奮、電気刺激を作成

感覚を感じる領域へ痛みの入力

筋緊張及び交感神経緊張(関節や皮膚、軟部組織の反射はより障害される)

血液循環不良により酸欠

痛みの増強

↓(痛みの強さ、時間の経過が関係)

末梢性感作、中枢性感作の発生(痛みに過敏になること)

痛みの悪循環

痛みへの不安抑うつ不眠

痛みの増強

 

長期間に渡り痛み入力が続くと痛みの悪循環が発生、痛みに過敏になり痛みを強く感じるようになります。長く続く痛みは抑うつ状態を喚起し、下行性疼痛抑制系の働きが低下してより痛みを強く感じさせます。この痛みの悪循環が慢性痛です。(経験のある方はなんとなく分かるかもしれません)

痛みは急性痛なら比較的簡単にとれます。慢性痛になると上記のようになりますので、少しむずかしくなり、場合によっては複数の治療が必要になります。しかし、痛みが続いている時間が長いと全ての場合取れづらいのかというと、そうでもありません。20年来痛みを抱えていた方でも1回の治療で治ることもありますし、痛みが発生して間もない方でも時間がかかるケースもあります。患者さんの状態によります。

 

おおしま接骨院では上記の痛みの悪循環を断つ為に、軟部組織の反射機能を正常化し、痛みの早期改善を目指しています。

 

痛みはできるだけ早く取り除きましょう。もし慢性痛になっていても大丈夫、一緒にがんばりましょう。最善の方法をコンサルティングさせて頂きます。

 

その痛み、諦めないで。おおしま接骨院は痛みやしびれの駆け込み寺的存在を目指しています。おおしま接骨院について詳しくはホームページを御覧ください。http://s621.com

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おおしま接骨院よくあるQ&A その1

本日はよくある質問を書いていきます。

 

Q,ACT療法とはなんですか?

A,ACT療法は皮膚や筋肉、関節靭帯に存在する種々のセンサーを正常化させる技術の事です。関節周囲にある関節包や靭帯、皮膚や筋肉に極微弱な刺激を加えることでセンサーの正常化を図ります。体に発生する痛みやしびれは痛みセンサーの異常が多いです。

 

Q,安静はどの範囲ですれば良いですか?

A,日常生活に制限は特にありません。安静にといっても、じっと動かないという意味ではありません。極端な安静も回復を遅らせますので、多少痛みがあっても普段通りに生活して頂いて結構です。

その2へ続きます。

 

体の痛みやしびれについて詳しくはおおしま接骨院オフィシャルサイトを御覧ください。http://s621.com