痛みのことばかり考えると痛みはますます強くなるプライミング効果のお話

痛みのことばかり考えると痛みはますます強くなる

プライミング効果という心理作用が痛みに与える影響について触れます。

プライミング効果とは、先に与えておいた刺激が後の刺激に影響を与えるという心理作用のことで、たとえば、あらかじめ果物の話をしておいて連想ゲームをすると、「黄色」という言葉から「レモン」「バナナ」が連想されやすくなる現象がそれにあたります。

 

このプライミング効果が痛みに与える影響を調べるために行われた実験では、

「激しい」「突き刺ささる」「ヒリヒリする」などの言葉で頭を満たすと、熱刺激をより敏感に感じて痛みが強くなることが分かっています。

 

また、脳内の血液の動きを調べる機器を用いた研究では、痛みに関連した言葉やイメージを思い浮かべると脳内の痛みに関係する部位が活性化し、そういった言葉やイメージから注意をそらせるとその活性レベルが低下することが判明しました。

これらのことから、患者さんが痛みのことばかり考えたり、周囲の人に頻繁に痛みを訴えたり、痛みの状態を記録につけたりすることは、プライミング効果によって痛みを強めているだけであり、百害あって一利なしといえます。

このプライミング効果は痛みの悪循環を促進することになるので、痛みを気に病まず、気分転換などを図り、痛みから意識をそらすことが大切です。

また、病院や整骨院などで痛みを和らげる治療を受けるのもいいでしょう。

そのようにして痛みがない時間、痛みを気にしない時間を少しでも作っていくことが、痛みの悪循環から脱却するきっかけとなります。


【痛みをやわらげるポイント】

  • 痛みに関連する思考、言葉から離れる
  • 扁桃体を鎮めて前頭葉を活性化するように意識する
  • 全身運動(ウォーキングがオススメ)をしてみる
  • ウォーキングでも数分ごとに姿勢を意識しながら歩くDual Task Walkingがオススメ
  • 適切な治療、施術を受ける
  • 心と体を温める(とても大事!)

治療の感想をいただけました(^^)

本日も治療の感想をいただけました。

Q9
これで本当に良くなるのか?と不安になるほどさわっているだけのような治療ですが、痛みがとれてきたような気がします。

Q10
痛む期間が長かったので、本当に痛くなくなるのか、自分でも信じられないのですが、先生の「治ると信じれば治る」という言葉を信じてみようと思います。

これからもよろしくおねがいします。

おおしま接骨院HP「患者さんの声」に掲載させて頂きました。(ページ最下部に掲載) http://s621.com

Aさんは数ヶ月前より右に痛みがありました。ちょうどその時期にランニングしたり登山したりと、膝にとっては過酷な状況だったのでしょうか。

来院された時はあちらこちらに筋肉の圧痛があり、皮膚も硬くなっていました。

本日2度目の治療をしましたが、最初に比べて3分の1ほど痛みが引いたそうです。残り3分の2ですね、Aさんがんばりましょう(^^)

「治る」と強く思うことで治りが良くなったり、「治らない」と思うことで治りが悪くなることがあります。そりゃあ、治らないと思って治療しても結果はよくないでしょうよ・・・w

痛みが長く続いたり、治療しても結果がよろしくないと治らないものだと思い込んでしまう方がたくさんいます。

ナゼ痛いのか?

ナゼ治らないのか?

なかなか痛みが引かない方は、この辺を考える必要があると思います。だからこそ「痛み」について本を読んだりして「痛みを知る」事が必要だとお伝えしています。

 

非がん性慢性疼痛患者ではしばしば、抑うつや不安といったネガティブ感情がみられる。こうしたネガティブ感情は疼痛の強さと関連している。 http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22681407

ネガティブ思考の力 http://www.berkeleywellness.com/healthy-mind/mind-body/article/power-negative-thinking

ポジティブな言葉をかけて治療したほうが、ネガティブな言葉をかけて治療するよりもはるかに経過が良い http://www.bmj.com/content/294/6581/1200

痛みに関連した言葉と痛み刺激が組み合わされるとプライミング効果で痛みが増す。http://1.usa.gov/mFRvuz

痛みから気を逸らすのも、立派な治療です。

近隣よりお越しのAさん。少し前に草むしりをしていて痛めてしまいました。腰痛と左足にしびれがあります。腰椎椎間板ヘルニアと言われたそうです。

うちにいらっしゃった時は腰の伸展制限があるくらいで、神経脱落症状はありませんでした。先日5回目の治療をしましたが、最初に比べて9割ほど回復したそうです。

よほどの事がない限りもう大丈夫でしょう。

痛みやしびれは大部分が関節胞や靭帯、筋肉や皮膚にある痛みセンサー(侵害受容器)が興奮する事により発生します。

重いものを手で長く持ち続けると手がしびれると思いますが、そんな経験した事ありませんか?筋肉の緊張が続くとしびれるのです。皆さんが神経の症状だと思い込んでるのはほとんどこれです。反応が良い場合、即座に回復する事も少なくありません。

 

長くなりましたが、本題に。

いろんな事をして痛みから気を逸らすのも、立派な治療です。

注射をしたり、薬を飲んだり、手技療法をするばかりが治療ではありません。

読書して痛みの知識を修得する。旅行に行くなどして環境を変えてみる。温泉に入ってゆっくりする。できないと思っていた事を勇気を持って実行してみる。

これらは全て痛みの治療になり得ます。

痛みは見えませんから、痛みがある時はとても不安になります。そして痛みの事ばかり考えてしまう。

痛みに関連する言葉や、痛みの刺激が組合わさると痛みが増強する事があります。これをプライミング効果といいます。

ですから普段から痛みの事ばかり考えていたり、痛いと口に出したりすると痛みの経験と合わさって痛みが強くなるのです。ですからなるべく痛みから気を逸らす必要があります。

痛みでできない、痛みが怖くて動けない → ×

痛くてもできる、頑張って少しでも動いてみる → ○

といった感じで勇気を持って動いてみましょう。余程激痛で動けない場合は別ですが、安静は痛みを強くしやすいのです。最初は近くを散歩する位で良いと思います。動けると自信がついてきたら徐々に遠出してみては。歩くと痛くなる方は休み休み休憩しながら頑張りましょう。

行ってみたい観光地の写真を眺めて楽しい事を想像したり、ネットで調べるのも楽しいですね。

人は何かに集中していると痛みが緩和したり、忘れている事が多々あります。そんな経験ありませんか?

身体を動かしたり、楽しい事を考えたり、麻酔や手技療法を受けて痛みが緩和している時間を持つ。これが痛みのサイクルから抜け出すには大事なのだと思います。

痛みへの理解は重要ですよ

お陰様で先月も100名近くの方が紹介でいらっしゃいました。紹介して頂いた患者さんにはこの場を持ちまして再度お礼申し上げますm(__)m

紹介いただけるのは大変嬉しいですし、頑張って期待に応えようと思います。(紹介じゃない方の手を抜くって意味じゃないですよw)

 

さて、本日は痛みへの理解について。

痛みへの理解があるかないかで治療の進み具合が明らかに違います。

やはり痛みの原因を生物学的損傷だと思い込んでいると自分で痛みのスパイラルに陥ってしまうのでしょうか。

不安が強い・痛みの事ばかり考える → プライミング効果 → 痛み増強 → 不安増大 → 痛み増強

動作恐怖が強い → 動かないために筋肉が硬くなる → 痛み増強 → 更なる動作恐怖 → 痛み増強

痛みへの不理解(一度変化した構造は治らないという恐怖) → 治療効果が現れにくい → 治らないと諦める → 医療機関を転々とする → 医療不信 → どんどん治りづらくなる

これらに陥らないようにするためにはやはり自分自身で痛みのメカニズムを理解する必要があります。

痛みのメカニズムを理解する → 恐怖から解き放たれる → 自信を持って動く → 自信がつく → 筋肉が柔らかくなり痛みが軽減する → 治癒

自分自身の痛みがなんなのか知るのはとても重要です。先の記事にも書きましたが、私は痛みの治療は痛みのメカニズムが理解できれば半分は成功だと考えています。後は皮膚・筋・関節の反射機能を正常化して痛みセンサーの興奮を抑えれば痛みはどんどんと引いてく事が多いですよ。侵害受容性疼痛(痛みセンサーの興奮による痛み)に限りますが。

でも多くの方は痛みへの理解がなくても治療して痛みが軽減しますから、それをきっかけにして治るんですよねw

慢性痛症や、医療機関を転々としている方、治療の反応が悪い方は暇な時は時間が許す限り痛みのメカニズムを理解することの重要性を説明しています。しかし細かくは話しません。やはり自分で理解することが重要ですし、細かく話していたら何時間もかかりますからね、診療時間内には無理です。

少しでも皆さんの痛みがとれるように頑張ります。皆さんも頑張りましょう(^^)

腰痛を早く治すために心がけたいこと

腰痛を早く治すために心がけたいこと

腰痛を診察する際、まず始めに重大な疾患が隠れていないかをチェックします。それが腰痛診断におけるレッドフラッグです。

過去にレッドフラッグの項目は書いていますので、こちらを参照ください。

腰痛におけるレッドフラッグ

この項目に該当するものが一つも無かった場合、重大な疾患が隠れている可能性は殆どありませんので、一先ず安心です。

重大な疾患とは、悪性腫瘍骨折化膿性関節炎解離性大動脈瘤強直性脊椎炎馬尾症候群などです。

レッドフラッグに該当する項目が一つも無かった場合はグリーンライト、ほとんどの方が治っていきます。

そして、早く治すために患者さんに注意してもらいたいのは下記の項目です。

・睡眠はしっかりとる。夜更かしはしない

・疲れをため込まない

・焦らない、怒らない

・身体的、精神的ストレスがある場合、うまく解消できるように心がける

・安静にしていないで、できるだけ日常生活を維持する

・痛みに負けない強い気持ちを持つ

・治療に依存しすぎない

・自分の症状について考えすぎない(毎日ノートなどに経過を書いている場合、すぐに中止する)

睡眠不足や疲労は関節反射の機能を低下させます。焦りや怒り、ストレスを貯めこむと痛みを強く感じやすくなります。安静にするより日常生活を維持したほうが治りが早いです。気持ちが負けると痛みが軽減しづらいです。治療に依存しないで自分で治すんだと強い気持ちを持ったほうが治りが早いです。自分の症状について考えすぎたり、痛いと発言を繰り返すとプライミング効果が働いて本当に痛くなります。

レッドフラッグに該当する項目があった場合、まずは整形外科を受診してレントゲン検査と血液検査をしてください。異常がなかった場合や、該当する項目が無かった場合は治っていく事がほとんどですから安心して治療を受けてください。

皆さんの腰痛が一日でも早く良くなりますように(^^)

 

腰痛、我慢しないで私達に相談してください。詳しくはおおしま接骨院オフィシャルサイトを御覧ください。http://s621.com